和束町訪問(2018.8.17)

 宇治茶の主要な産地である、京都府相楽郡和束町(そうらくぐんわづかちょう)に行って来ました。
 この町は、先日、宇治の「匠の館」で出会った、前日本茶インストラクター協会京都支部の支部長さんのご地元です。先日の訪問後の連絡で、次回は和束町をご案内してくださるとのことだったので、早速行ってみました。
 道路標識に「茶源郷」とあります。


 まず、写真は撮りませんでしたが、町内30軒のお茶農家さんのお茶の販売とカフェの営業もしている「和束茶カフェ」をご案内していただきました。「和束茶」として和束町のお茶が手に入るのは、ここくらいで、外に出るとブレンドされて「宇治茶」になるとのご説明をいただきました。


 次に、町内の茶畑をご案内していただきました。
 白栖・石寺の茶畑です。とてもきれいに手入れしてある茶畑で、絶景と呼べるものでした。
 和束町では、茶栽培に800年の歴史があるそうで、最初は、こういうところも全て人の手で開墾してお茶の樹を植えたのだそうです。それが代々引き継がれて今に至るそうです。
 農業は後継者不足と高齢化が進むなか、この町の茶農家は、しっかりと長男が継ぎ、若い人も多いとのことでした。ちゃんと儲かるからだそうです。
 このようなお話を伺い、この町ではお茶がしっかりとした産業として根付いているのだなと感じました。
 外国人観光客も多いそうで、お茶が観光産業の役割も果たしていることを知りました。実際この日も何人か外国人観光客の姿を見ました。


 最後に、和束町観光案内所をご案内していただき、いろいろと情報収集をしました。二十何種類かのお茶を栽培しているという農家民宿の情報も教えていただきました。


 いろいろとお世話になったのですが、「匠の館」は非常勤で、月に一回か二回しか勤務されていないそうです。前回お会いしたときは、たまたま用事が重なっていたため、2ヶ月だか3ヶ月ぶりに出勤した日にたまたま担当になったとのことでした。かなりご縁があり出会うことになったのだなと思いました。


 また伺いたいと思います。

0コメント

  • 1000 / 1000

新世代型百姓のひとりごと

農家の跡取りでありながら、他の仕事をしたり、旅をしたり、文化的なことが好きで日本茶インストラクターになったりと、いろいろなことをしている「新世代型百姓」の体験や考えなどのひとりごとです。