茶農家援農(京都府相楽郡和束町)の作業記録(被覆)

 日本茶インストラクターの資格を取り、今後はそちらの方面で活動していこうと思っているにも関わらず、お茶のことがあまり分かりません。特に、栽培と製造については、テキストで読んだ知識しかなく、全くと言っていいほど分かりません。
 そこで、昨年ご縁があった和束町でお茶関係の仕事がないか探していたところ、面白そうなプロジェクトを見つけて応募しました。無事に参加が決定し、5月から仕事が始まりました。
 現地に到着するまで、どこでどのような仕事をすることになるかは分かりませんでしたが、碾茶(てんちゃ)工場で働くことになりました。
 碾茶は抹茶の原料ですが、お茶の新芽に覆いをして栽培します。 
 このような形で、テックスと呼ばれるものを、畝ごとに茶の樹に直に掛けていきます。
 洗濯ばさみを少し強力にしたようなピンで留めていきます。
 畝の上から見るとこのような感じです。
 覆う素材(テックス)は、このような化学繊維でできているものです。
 新芽がこのくらいになってから覆います。もう少し小さい段階で覆うと思っていたので、こんなに成長してから覆うのか!という印象を抱きました。
 値段が高くつく品種(おくみどり等)は、茶樹を直に覆うのではなく、このように棚を作って覆いを掛けます。このやり方は、費用がかかるので、費用対効果を考えているとのことです。
 棚の中はこのような感じです。
 上部はテックスと同じような素材ですが、横の部分は、このような、より丈夫な化学繊維素材を使っています。
 棚の場合は、このくらいの、まだ新芽が若い時期に覆います。
 やはり、実際に仕事をしてみないとわからないことがたくさんあり、勉強になります。7月末まで仕事なので、さらにいろいろと身をもって学びたいと思います。

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新世代型百姓のひとりごと

農家の跡取りでありながら、他の仕事をしたり、旅をしたり、文化的なことが好きで日本茶インストラクターになったりと、いろいろなことをしている「新世代型百姓」の体験や考えなどのひとりごとです。