京都府茶業会議所が運営している宇治茶カフェ「匠の館」に行ってみました。
外観は、このような感じで、静かな環境に立地しています。
店内に入ると、お客様が数組で、日本茶インストラクターの会員証をつけた店員さんが、それぞれのテーブルの横で淹れ方の説明などをしていました。
私は、担当になった方(会員証に、日本茶インストラクターリーダーと書いてありました)が、おすすめは玉露で、ここまで上質なものは他ではなかなか飲むことができないとのことだったので、玉露を注文しました。
茶器と茶葉、ポットが用意され、一煎目から、日本茶インストラクターの方が手取り足取り丁寧に淹れ方を教えてきださいます。
茶畑でどのように覆いをして栽培しているかの写真も見せてくださいました。
写真は一煎目です。本当に玉露の上品な味と香りを楽しむことができました。今まで飲んだことのある玉露は、かなりしつこいというか、くせのある印象でしたが、この玉露にはそのような印象は抱きませんでした。
二煎目、三煎目、四煎目と、淹れ方や味、香りの違いなどいろいろと教えていただきながら楽しむことができました。
合わないように思えて意外に合うとおすすめしていただいた、抹茶のチョコレートもおいしくいただきました。
茶葉の開く音についても教えていただきました。急須を耳に近づけて、パチパチという音が聞こえれば、その音は茶葉が開いている音で、それが聞こえる限りまだ抽出可能だそうです。(実際に聞いてみましたが、確かに聞こえました。)
担当になった方が、「お茶がお好きなようですね」と仰せになったので、日本茶インストラクターを取得した旨を伝えたところ、「若い人に取ってもらってうれしい」とのことで、抹茶をごちそうになりました。
こちらも、点て方を隣で教えていただきながら、自分で点てます。京都府支部には、京都府支部の点て方があるということでした。こちらも上品な味がして、おいしくいただきました。
玉露は、四煎飲んだ後に、茶葉をいただきました。ポン酢でいただきましたが、まだまだお茶の味と香りがしっかり残っていました。
宇治茶などの情報をいろいろ聞いているなかで、私の担当になった方が、日本茶インストラクター協会京都支部の前支部長さんで、8人しかいないという「宇治茶伝道師」のお1人だということがわかりました。
宇治のお茶カフェめぐり一軒目で、いきなりこのような方に出会うとは、やはりお茶の道に縁があるのだなと感じました。
この上質なお茶を500円でいただけるのはありがたいですね。京都府茶業会議所でやっているので、儲けは度外視だそうです。
また行きたくなるお店でした。
新世代型百姓のひとりごと
農家の跡取りでありながら、他の仕事をしたり、旅をしたり、文化的なことが好きで日本茶インストラクターになったりと、いろいろなことをしている「新世代型百姓」の体験や考えなどのひとりごとです。
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